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2014 夏 (試合の部分は熱闘甲子園風に思い出しながら読んでください)

2-5 3点を追う7回裏の攻撃
ベンチからは「最後まで諦めんぞ、みんな立って応援するぞ」と主砲 カイトの一声。
レギュラーのコウタ、ジュンヤが進んでランナーコーチに向かう。
この回先頭の5年生セイタロウが意地を見せる。
右中間に飛んだ打球は間にポトリと・・・落ちる。
ずっと戦ってきた先輩の思いを、ヒットでの出塁という結果で夢をつなぐ。
打席には、本調子ではないながら本当に粘りの投球を続けてきたリクに代わり、今大会裏方でサポートを続けてきたコウキ。
足を生かすために仕掛けたセーフティバントは、前進守備の相手の裏を突く絶妙の場所に…。
1塁でアウトになったものの、1アウト2塁。チャンスは広がる。
打席には、1番キャプテン トシヤ。
後悔しないスイングを心がけた一打は、左中間を破る。
ムードメーカーのジュンヤの手が、ぐるぐる回る。
2塁からガッツポーズでセイタロウが帰ってくる。
キャプテンの意地のツーベースヒットで2点差、なおも1アウト2塁が続く。
打席にはニチカ。昨日から嘔吐と下痢で体調がすぐれない。
それでも安定したプレーでチームをひっぱった。
実は、早朝散歩の際、コウタが言った。「ニチカ、大丈夫と?」「うん、大丈夫」「お前がおらんと勝てんけんね。」みんなの気持ちを伝えた。
そして、みんなの気持ちをつなぐ四球を選び同点のおぜん立てをつくってみせた。
打席にはハルト、春先のケガで約3ヶ月戦列から外れたものの、復帰後はチームの快進撃の立役者の一人として復活、成長を遂げた。
この状況でベンチが仕掛ける。
2塁ランナー、1塁ランナーがスタートを切る。
送球も逸れ、タッチをかいくぐった、誰もが成功したかに見えた。
・・・・・・・・・・アウトー!
無情なコールにキャプテンが泣き崩れながらベンチに戻る。
2アウト2塁、意気消沈したベンチに、光明が差す。
「ナイスラン、トシヤ」今大会も投手、捕手、野手、打者として大車輪の活躍のユウセイの一声がベンチに再び希望を与える。
まさに、チームが一丸になった瞬間・・・。
まだまだ続く夏・・・。
チームの気持ちを込めた打球が外野に・・・。
カイトに、ユウセイに、コウタに、ジュンヤにつなげるために、ベンチに下がったリクをグランドに戻すために。
打球はレフトのグラブに収まった。その瞬間、子供たちの夏が終わった・・・。

全員が目を赤くしながらも、最後まで本当に立派に挨拶を済ませ、グラウンドを後にした。
球場から出てきた途端に皆が泣き崩れた。
保護者も目頭が・・・。
敗退という結果を受け止めたとき、ゲンキーズの2014年夏、暑い、熱い夏が終焉。

熊本県の代表として、2大会、本当に立派に戦い抜いたと思います。
優勝こそできなかったものの、2大会ともベスト4です。
十分に実力は発揮できたと思います。

そして、あと4ヶ月、まだ、やり残したことがあるはずです。

この夏も、たくさんの方々の協力とご支援を賜ったことへの感謝の気持ちを忘れず、もう一度、チーム一丸となって頑張りましょう。

本当にご声援ありがとうございました。

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